
こんにちは、初石駅前校です。
「うちの子、主要5科目は頑張っているのに、内申点が伸びない...」そんなお悩みはありませんか? 実は、高校受験の内申点で見落とされがちなのが実技4科目です。音楽、美術、保健体育、技術・家庭科は、努力次第で確実に評価を上げられる科目なのです。
冬休みは、実技科目の評価基準を見直し、次の学期に向けた戦略を立てる絶好の機会です。流山市、柏市の中学生も、この冬休みの過ごし方で3学期の内申点が大きく変わります。今回は、実技科目で確実に評価を上げるための具体的な対策をご紹介します。
📖 目次
実技4科目別の評価ポイントと攻略法
実技科目は、それぞれ異なる評価基準があります。科目ごとの特徴を理解することが、内申点アップの第一歩です。
音楽: テストと実技のバランスが鍵
音楽は、知識を問うペーパーテストと歌唱・演奏などの実技が評価対象です。音楽史や楽典などの暗記項目は、冬休み中に過去のテストを見直すことで得点アップが見込めます。歌や楽器演奏では「練習の過程を記録したワークシート」の提出が求められることが多く、これが「主体的に学習に取り組む態度」として評価されます。
美術: 作品の完成度と制作過程
美術では、作品の技術的な完成度だけでなく、アイデアスケッチや制作過程の記録も重視されます。先生からのアドバイスを作品にどう反映させたかが評価ポイントになります。冬休みに過去作品と先生のコメントを見直し、「丁寧さ」「工夫」「表現力」のどこが弱かったかを分析しましょう。
保健体育: 知識問題を侮らない
保健体育は実技のイメージが強いですが、保健分野のペーパーテストが評価の大きな部分を占めます。体の仕組み、応急処置、生活習慣病などの知識問題は、暗記すれば確実に点が取れます。実技では、技能の上達だけでなく「準備運動への参加」「片付けの協力」「仲間への声かけ」といった授業態度も評価対象です。
技術・家庭科: 提出物とレポートが決め手
技術・家庭科は、実習作品やレポートの提出が評価の中心です。「期限を守る」「丁寧に仕上げる」「指示された項目を全て満たす」この3点を徹底するだけで、大幅な評価アップが期待できます。特に製作過程の写真や手順のまとめは、提出物として高く評価されます。
冬休み中の確認チェックリスト
冬休みに次の項目をチェックすることで、3学期の実技科目対策がスムーズになります。
□ 過去の定期テストの見直し
2学期までの実技科目のテストを全て取り出し、間違えた問題を確認します。特に音楽史、美術の技法名、保健の知識問題は繰り返し出題されるため、冬休み中に復習しておきましょう。
□ 提出物の評価コメント確認
作品やレポートに書かれた先生のコメントを読み返します。「もっと丁寧に」「説明が不足」といった指摘は、次回の提出物で必ず改善しましょう。
□ 授業で使う道具の点検
絵の具セット、裁縫道具、体操着など、授業に必要な道具が揃っているか確認します。不足しているものは冬休み中に補充しておくと、3学期の授業がスムーズです。
□ 通知表の観点別評価の分析
2学期の通知表で、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」のどの観点が低かったかを確認します。弱点がわかれば、3学期の重点対策が明確になります。
□ 親子で授業態度の振り返り
「授業中、積極的に発言できているか」「グループワークで協力できているか」「忘れ物はないか」といった点を、親子で対話しながら確認します。小さな改善が内申点アップに繋がります。
3学期に向けた冬休み実践プラン
冬休みの過ごし方で、3学期の実技科目の評価が変わります。
主要科目の合間に実技科目の暗記学習
国語や数学の勉強の合間に、15分程度、実技科目の暗記項目を復習します。音楽の作曲家名と代表曲、美術の技法名、保健の知識問題など、短時間で覚えられる内容を集中的に学習しましょう。気分転換にもなり、効率的です。
提出物の「質」を上げる練習
冬休みの自由課題や読書感想文などを、実技科目で求められる「丁寧さ」「期限厳守」「指示の充足」を意識して取り組んでみましょう。この習慣が、3学期の提出物の質向上に繋がります。
3学期の授業態度の目標設定
「毎回の授業で1回は発言する」「グループワークでは積極的に役割を担う」「忘れ物ゼロを目指す」など、具体的な行動目標を冬休み中に決めておきます。目標を明確にすることで、3学期初日から実践しやすくなります。
実技科目が内申点に与える影響【データで見る】
実技科目を軽視すると、どれほど内申点に影響するのでしょうか?
千葉県の公立高校入試では、実技4科目の内申点が2倍換算される学校もあります。つまり、実技科目1つで評定が1上がると、内申点が2点アップすることになります。主要5科目で評定を1上げるのは容易ではありませんが、実技科目なら「提出物の丁寧さ」「授業態度の改善」といった努力次第で評価が上がりやすいのです。
実際に、主要5科目の合計が同じ35点でも、実技4科目の合計が12点の生徒と16点の生徒では、2倍換算で8点もの差が生まれます。これは、主要5科目で評定2つ分の差に相当します。志望校のボーダーライン上にいる受験生にとって、この差は合否を分ける決定的な要素になります。
また、実技科目は「やるべきこと」が明確です。テスト勉強、提出物の質向上、授業態度の改善という3つのポイントを押さえれば、確実に評価が上がります。主要科目のように理解度の壁に悩むことが少ないため、短期間で成果を出しやすいのが特徴です。
📌 この記事のポイント
努力次第で評価が上がりやすく、主要科目との差別化が図れます。千葉県では2倍換算される学校もあり、合否に大きく影響します。
□ 冬休みに過去の評価を徹底分析
定期テスト、提出物のコメント、通知表の観点別評価を見直し、弱点を明確にすることが3学期の対策に繋がります。
□ 科目ごとの評価基準を理解する
音楽はテストと実技のバランス、美術は制作過程、保健体育は知識問題、技術・家庭科は提出物が鍵です。
□ 授業態度と提出物の質が評価を左右
「積極性」「協調性」「丁寧さ」「期限厳守」を意識するだけで、主体的に学習に取り組む態度の評価が大きく向上します。
まとめ
実技科目は、戦略的に対策すれば確実に内申点を上げられる科目です。主要5科目に比べて評価基準がわかりやすく、「やるべきこと」を実践すれば結果に繋がりやすいのが特徴です。
冬休みは、2学期までの実技科目の評価を振り返り、3学期に向けた具体的な改善策を立てる絶好の機会です。過去のテストや提出物を見直し、弱点を明確にしておきましょう。
流山市、柏市の中学生の皆さんも、この冬休みの過ごし方次第で、3学期の内申点が大きく変わります。実技科目を味方につけて、志望校合格への確実な一歩を踏み出しましょう。
初石駅前校では、内申点対策を含めた総合的な学習サポートを行っています。実技科目の勉強法や提出物の質の上げ方についても、ぜひお気軽にご相談ください。
塾長より


