期末テストで自己ベストを狙う男子中学生の画像。

こんにちは、初石駅前校です。
 
学年を締めくくる学年末テストが近づいてきました。このテストは範囲が広く、1年間の総復習も含まれるため、これまでの定期テスト以上に計画的な準備が必要です。気づいたらテスト直前だったという事態を防ぎ、自己ベストを更新するために有効なのが、テスト日から逆算して考える逆算型勉強スケジュールです。
 
流山市、柏市の中学生も、この逆算スケジュールの立て方次第で学年末テストの結果が大きく変わります。今回は、主要5教科を効率よく攻略するためのポイントをまとめました。
 

📖 目次

テスト準備の現状チェックリスト

まずは現在の準備状況を確認しましょう。
 

範囲の把握

□ テスト範囲表を入手している
すでに配布されている、または先生に確認しましたか。
□ 各教科の範囲を具体的に書き出している
教科書のどこからどこまで、ワークの何ページから何ページまで把握していますか。
□ 提出物の有無を確認している
ワークやプリントの提出期限を把握していますか。
□ 前回のテストからの範囲を理解している
どの単元が新しく追加されたか分かっていますか。
 

教材の準備

□ 学校のワークを持っている
紛失していませんか。
□ 教科書とノートが揃っている
授業で使ったすべての教材がありますか。
□ 前回のテストを保管している
間違えた問題を見直すために取ってありますか。
□ 塾のテキストや問題集がある
追加の演習ができる教材を確保していますか。
 

学習環境

□ 毎日勉強する時間を確保している
平日2時間、休日4時間を目安に時間を確保できていますか。
□ 勉強する場所が決まっている
自宅、塾、図書館など、集中できる場所がありますか。
□ スマホを制限できている
勉強中はスマホを別の部屋に置くなど、対策していますか。
□ 睡眠時間を確保している
最低7時間は眠れていますか。
 

診断結果

チェックが9個以上

準備は順調です。このまま計画的に進めましょう。
 

チェックが5個から8個

標準的な状態です。今すぐスケジュールを立てて行動開始です。
 

チェックが4個以下

緊急事態です。まず範囲の把握と教材の準備から始めましょう。

3週間前から当日までの逆算スケジュール

テスト日をゴールとして、逆算して計画を立てます。
 

3週間前: 全体像の把握と計画立案

やるべきこと

テスト範囲表を入手し、各教科の範囲を具体的に書き出します。教科書のページ数、ワークのページ数を確認しましょう。
 
提出物の有無と期限を確認します。ワークやプリントの提出が成績に影響するため、必ず把握しておきます。
 
3週間の学習計画を立てます。いつまでに何を終わらせるか、週単位、日単位で具体的に決めます。
 

目標

この週の終わりまでに、学習計画表を完成させ、家族や先生に見せて確認してもらいます。
 

2週間前: ワーク1周目と基礎固め

やるべきこと

学校のワークを1周解きます。まず自力で解いてみて、わからない問題には印をつけます。間違えた問題はすぐに解説を読み、理解します。
 
教科書の重要用語や公式を確認します。理科や社会は用語を、数学は公式を、英語は文法事項を整理します。
 
積み重ね教科(数学・英語)を優先的に進めます。これらは時間をかけて演習する必要があるため、早めに取り組みます。
 

目標

この週の終わりまでに、全教科のワークを1周終わらせます。2週間前には全範囲のワークを1周終わらせるというのが、逆算スケジュールの最重要ポイントです。
 

1週間前: 苦手分野の克服と反復演習

やるべきこと

ワーク1周目で間違えた問題を解き直します。できるようになるまで繰り返します。
 
前回のテストで間違えた問題を解き直します。同じミスを繰り返さないよう、弱点を潰します。
 
暗記科目(理科・社会)の重要用語を覚えます。範囲が広いため、1週間前までには整理を終えておきます。
 

目標

1週間前には苦手分野を克服し、あとは最終確認だけという状態にします。
 

3日前から前日: 最終確認と暗記の詰め込み

やるべきこと

暗記事項の最終確認をします。理科の化学式、社会の年号、英単語など、覚えたことを忘れないよう復習します。
 
ワークや過去問を時間を測って解きます。本番と同じペースで解く練習をします。
 
新しい問題には手を出さず、今までやった問題の総復習に徹します。
 

目標

自信を持ってテストに臨める状態を作ります。直前は暗記の最終確認と、できる問題を確実に解く練習に集中します。
 

予備日の設定

なぜ必要か

計画通りに進まないのが勉強の常です。部活が忙しかった、体調を崩した、予想以上に時間がかかったなど、様々な理由で遅れが出ます。
 

設定方法

週に1日は、遅れた分を取り戻したり、特に苦手な部分を重点的に復習したりするための予備日を設けてください。
 
例えば、日曜日を予備日にして、その週で終わらなかった課題を片付けます。この余裕がメンタルの安定に繋がります。

教科別・効率的な攻略法

数学: 演習量が勝負を分ける

学習のポイント

数学は積み重ねの教科であるため、早めに取り掛かり演習量を確保します。基礎問題を確実に解けるようにしてから、応用問題に進みます。
 
公式は丸暗記ではなく、なぜその公式になるのか理解することが重要です。理解した上で繰り返し使うことで、自然と身につきます。
 

具体的な勉強法

ワークを最低2周解きます。1周目は全問解き、2周目は間違えた問題だけを解き直します。
 
時間を測って問題を解く練習をします。本番では時間配分が重要なため、普段から意識しましょう。
 

英語: 文法と単語の両輪で攻める

学習のポイント

英語も積み重ねの教科です。文法の理解と単語の暗記を並行して進めます。
 
教科書の本文を音読し、内容を理解します。和訳できるだけでなく、英文の構造を把握することが大切です。
 

具体的な勉強法

文法事項を整理し、例文を覚えます。現在完了、関係代名詞など、重要文法は例文ごと覚えると応用が効きます。
 
教科書の本文を音読し、和訳できるか確認します。わからない単語は必ず調べ、ノートにまとめます。
 

国語: 漢字と読解問題の両立

学習のポイント

漢字は毎日少しずつ覚えます。読解問題は、問題を解く練習を繰り返すことで解き方のパターンが見えてきます。
 

具体的な勉強法

範囲の漢字をリストアップし、毎日20個ずつ覚えます。書けるだけでなく、読めることも確認します。
 
教科書の文章を読み返し、授業で扱った重要なポイント(主題、表現技法など)を確認します。
 

理科: 計算と暗記の両方に対応

学習のポイント

理科は計算分野(物理・化学)と暗記分野(生物・地学)に分かれます。計算分野は数学と同じく演習量が必要で、暗記分野は直前の詰め込みも有効です。
 

具体的な勉強法

計算分野は公式を理解し、ワークを繰り返し解きます。オームの法則、密度の計算など、頻出問題を確実に解けるようにします。
 
暗記分野は重要用語をまとめ、図や表と関連づけて覚えます。視覚的に覚えると記憶に残りやすくなります。
 

社会: 流れをつかんで暗記効率アップ

学習のポイント

社会は暗記が中心ですが、単に用語を覚えるのではなく、歴史の流れや地理の関連性を理解することで記憶が定着します。
 
範囲が広いため、1週間前までには重要用語の整理を終えておきましょう。
 

具体的な勉強法

教科書を読み返し、太字の用語をノートにまとめます。年表や地図と照らし合わせて、視覚的に整理します。
 
ワークの問題を解き、間違えた用語は繰り返し覚えます。何度も書いて、目で見て、口に出して覚えることで定着します。

よくある質問

Q1: 計画を立てても、いつも途中で挫折してしまいます

A1: 予備日を必ず設定し、無理のない計画を立てましょう

完璧な計画を立てようとすると、少しでも遅れた時に挫折してしまいます。週に1日は予備日を設け、遅れを取り戻す時間を確保しましょう。また、1日の勉強量を多めに設定しすぎないことも重要です。毎日継続できる量から始め、徐々に増やしていく方が長続きします。

 

Q2: 提出物が終わらず、テスト勉強が進みません

A2: 提出物こそが最良のテスト勉強です

学校のワークを提出期限までに終わらせることは、実はそのまま最良のテスト勉強になります。提出物とテスト勉強を別物と考えず、ワークを解くことがテスト対策だと認識しましょう。2週間前までにワークを1周終わらせる計画を立てれば、提出期限にも間に合い、テスト勉強も進みます。

 

Q3: 苦手な教科ばかりに時間がかかり、得意教科に手が回りません

A3: 時間配分を教科ごとに決めましょう

苦手教科は時間がかかりますが、そればかりやっていると得意教科の点数が下がってしまいます。1日の勉強時間を教科ごとに配分し、例えば苦手な数学に1時間、得意な国語に30分というように決めます。タイマーで時間を測り、次の教科に移ることで、全教科をバランスよく勉強できます。

 

Q4: 暗記が苦手で、覚えてもすぐ忘れてしまいます

A4: 繰り返しと五感の活用がカギです

1回で完璧に覚えようとせず、何度も繰り返すことが重要です。1日目に20個覚え、2日目に同じ20個を復習しながら新しい20個を追加、3日目にはこれまでの40個を復習しながら新しい20個を追加という具合です。また、書く、見る、声に出すなど、複数の感覚を使うと記憶に残りやすくなります。

📌 この記事のポイント

□ テスト日から逆算して計画を立てる
2週間前には全範囲のワークを1周、1週間前には苦手分野を克服、直前は暗記の最終確認という段階的な目標を設定します。
□ 教科ごとの特性に合わせた配分
数学・英語は早めに演習量を確保し、理科・社会は1週間前までに重要用語を整理します。
□ 予備日を組み込む
週に1日は遅れを取り戻す予備日を設け、メンタルの安定を保ちます。
□ アウトプット中心の学習
教科書を眺めるだけでなく、ワークや過去問を解く時間を7割確保します。

まとめ

学年末テストは範囲が広く、1年間の総復習も含まれるため、これまでの定期テスト以上に計画的な準備が必要です。気づいたらテスト直前だったという事態を防ぐには、テスト日から逆算して考える逆算型勉強スケジュールが有効です。
 
3週間前に全体像を把握し、2週間前には全範囲のワークを1周終わらせ、1週間前には苦手分野を克服し、直前は暗記の最終確認と、段階的な目標を設定します。週に1日は予備日を設け、計画通りに進まなかった時の調整弁を作ることで、メンタルの安定を保てます。
 
教科ごとの特性に合わせた配分も重要です。数学・英語は積み重ねの教科であるため早めに演習量を確保し、理科・社会は1週間前までに重要用語の整理を終えます。教科書を眺めるだけでなく、ワークや過去問を解くアウトプット中心の学習に時間の7割を割きましょう。
 
流山市、柏市の中学生も、この逆算スケジュールの立て方次第で学年末テストの結果が大きく変わります。わかるをできるに変える作業こそが、点数に直結します。
 
初石駅前校では、生徒一人ひとりの目標点数と現在の学習状況に合わせた個別カリキュラムを作成し、学年末テストに向けた万全の対策を行っています。自己ベスト更新に向けて、今から一緒に計画を立てていきましょう。
 

塾長より