
こんにちは、初石駅前校です。
うちの子、机に向かってもすぐに集中が切れてしまうとお悩みの保護者様は多いのではないでしょうか。小学生、特に低学年から中学年にかけては、長時間じっと座って集中し続けるのは非常に難しいものです。
そこで効果的なのが、タイマーを活用した短時間集中学習です。流山市、柏市の小学生も、このタイマー術を取り入れることで勉強への集中力が大きく変わります。今回は、具体的なタイマー活用法をご紹介します。
📖 目次
お子様の集中力診断チェック
まずは現在の集中力の状態を確認しましょう。
学習中の様子
□ 机に向かって10分以上集中できる
途中で立ち歩いたり、別のことを始めたりしませんか。
□ 宿題を最後まで終わらせられる
途中で投げ出さず、完了させられますか。
□ 勉強中にぼんやりすることが少ない
考え事をしたり、窓の外を見たりしていませんか。
□ やるべきことが明確だとスムーズに取り組める
何をすればいいか分かっていれば、自分から動けますか。
生活習慣
□ 睡眠時間が十分取れている
小学生なら9時間から10時間眠れていますか。
□ 朝ごはんを毎日食べている
脳のエネルギー源をしっかり補給していますか。
□ スマホやゲームの時間を制限できている
1日1時間以内に抑えられていますか。
□ 外遊びや運動をしている
体を動かすことで、脳の働きが活性化されます。
環境面
□ 勉強する場所が決まっている
いつも同じ場所で勉強していますか。
□ 勉強机の上が整理されている
余計なものが置いてなく、集中できる環境ですか。
□ 静かな環境で勉強できている
テレビや音楽が気にならない環境ですか。
□ 適度な明るさと温度が保たれている
暗すぎたり、暑すぎたりしませんか。
診断結果
チェックが9個以上
集中力の基礎はできています。タイマー学習でさらに伸ばせます。
チェックが5個から8個
標準的なレベルです。タイマー学習で劇的に改善できます。
チェックが4個以下
生活習慣や環境の改善が必要です。並行してタイマー学習を導入しましょう。
タイマー学習法4つのステップ
ステップ1: 15分を1ユニットにする
なぜ15分なのか
人間の深い集中力は、大人でも長くは続きません。特にお子様の場合は、まずは15分だけ全力でやると決めるのがコツです。
タイマーが鳴るまでのゴールが見えることで、終わりがない勉強への心理的ハードルがぐっと下がります。いつまで続くかわからない勉強は苦痛ですが、15分だけと決まっていれば頑張れるのです。
具体的な方法
タイマーを15分にセットします。スマホのタイマーでも、キッチンタイマーでも構いません。
15分間は、その課題だけに集中します。途中で他のことをしない、トイレにも行かない、水も飲まないというルールを決めます。
タイマーが鳴ったら、そこで一度区切ります。終わっていなくても構いません。
効果
短時間なら集中できるという成功体験が積み重なります。徐々に集中力の持続時間が伸びていきます。
ステップ2: タイムアタックでゲーム感覚に
勉強を挑戦に変える
この計算プリントを10分以内に終わらせようとタイマーをセットすると、勉強がゲームのような挑戦に変わります。
スピードを意識することで、ダラダラと問題を解く習慣を防ぎ、正確性と集中力を同時に養えます。
具体的な方法
課題の量を見て、適切な時間を設定します。計算プリント10問なら10分、漢字練習10個なら15分など、終わらせられそうな時間を設定します。
タイマーをスタートし、時間内に終わらせることを目標にします。急ぎすぎて雑にならないよう、正確さも意識させます。
時間内に終わったら、記録を残します。今日は10分かかったから、明日は9分で終わらせようという目標が生まれます。
効果
勉強が作業ではなく、挑戦になります。自分の記録を更新する楽しさが、学習意欲を高めます。
ステップ3: 休憩もタイマーで管理する
メリハリをつける
集中学習の後は、必ず5分程度の短い休憩を入れましょう。この休憩時間もタイマーで測ることが重要です。
休憩が終わったらまた15分頑張るというメリハリをつけることで、学習のリズムが整います。
具体的な方法
15分の学習が終わったら、5分の休憩を取ります。タイマーを5分にセットし、その間は自由に過ごします。
休憩中は、水を飲む、トイレに行く、軽いストレッチをするなど、リラックスできることをします。スマホやゲームは避けましょう。
タイマーが鳴ったら、すぐに次の15分の学習を始めます。休憩を延長しないことが重要です。
効果
15分集中、5分休憩のリズムが身につきます。集中力を持続させながら、疲れを溜めずに勉強できます。
ステップ4: 達成感を視覚化する
自信をつける
タイマーが鳴ってノルマを達成できたら、カレンダーにシールを貼るなどの工夫も有効です。
自分は集中してやり遂げられたという自信が、次の学習意欲に繋がります。
具体的な方法
カレンダーやノートに、15分集中できた回数を記録します。シールやスタンプを使うと、視覚的に達成感が得られます。
1週間で10回達成したら、ご褒美を設定するのも良いでしょう。ご褒美は、好きなおやつやゲームの時間など、小さなものでも効果的です。
効果
できたという実感が、次への動機づけになります。記録が増えていくことが、自信につながります。
学年別・タイマー活用の具体例
小学1年生から2年生: 10分から始める
集中時間の目安
低学年は、15分でも長すぎる場合があります。まずは10分から始めましょう。
具体的な活用例
計算プリント5問を10分で解く。タイマーをセットし、10分間だけ集中します。
ひらがな・カタカナの練習を10分。一文字ずつ丁寧に書く練習をします。
音読を10分。教科書を声に出して読みます。タイマーが鳴るまで続けます。
休憩時間
10分勉強したら、5分休憩します。水を飲んだり、少し歩いたりしてリフレッシュします。
小学3年生から4年生: 15分に挑戦
集中時間の目安
中学年になったら、15分の集中に挑戦します。慣れてきたら20分に伸ばしてもいいでしょう。
具体的な活用例
算数のドリル10問を15分で解く。割り算や文章題など、じっくり考える問題に取り組みます。
漢字練習を15分。新出漢字を5個、繰り返し書いて覚えます。
教科書の音読と要約を15分。読んだ内容を簡単にまとめる練習をします。
休憩時間
15分勉強したら、5分休憩します。軽いストレッチや深呼吸でリフレッシュします。
小学5年生から6年生: 20分から25分に
集中時間の目安
高学年になったら、20分から25分の集中に挑戦します。中学校に向けて、長時間集中する力を育てます。
具体的な活用例
算数の応用問題を20分で解く。図を描いたり、式を立てたりしながら、じっくり考えます。
理科や社会のまとめノートを20分で作る。教科書を読み返し、重要なポイントをノートに整理します。
作文や読書感想文を25分で書く。構成を考え、原稿用紙に清書します。
休憩時間
20分から25分勉強したら、5分から10分休憩します。目を休めたり、軽く体を動かしたりします。
タイマー活用の注意点
無理をしない
最初からできなくても構いません。10分の集中が難しければ、5分から始めましょう。徐々に時間を伸ばしていくことが大切です。
雑にならないよう注意
時間を気にしすぎて、雑な勉強にならないよう注意します。スピードも大切ですが、正確さも意識させましょう。
親も一緒に取り組む
お子様が勉強している横で、親も本を読んだり、家事をしたりして、一緒に時間を過ごすと効果的です。お子様は、親が見守ってくれているという安心感を得られます。
📌 この記事のポイント
タイマーが鳴るまでのゴールが見えることで、終わりがない勉強への心理的ハードルが下がります。
□ タイムアタックでゲーム感覚に
時間内に終わらせることを目標にすることで、勉強が挑戦に変わります。
□ 休憩もタイマーで管理する
15分集中、5分休憩のメリハリをつけることで、学習のリズムが整います。
□ 達成感を視覚化する
カレンダーにシールを貼るなどして、自分は集中してやり遂げられたという自信を育てます。
まとめ
うちの子、机に向かってもすぐに集中が切れてしまうとお悩みの保護者様は多いですが、小学生が長時間じっと座って集中し続けるのは非常に難しいものです。そこで効果的なのが、タイマーを活用した短時間集中学習です。
まず15分を1ユニットにして、タイマーが鳴るまでのゴールを見えるようにします。終わりがない勉強への心理的ハードルがぐっと下がり、15分だけなら頑張れるという気持ちになります。
タイムアタックでゲーム感覚にすることで、勉強が挑戦に変わります。この計算プリントを10分以内に終わらせようとタイマーをセットすると、スピードを意識しながらダラダラと問題を解く習慣を防げます。
集中学習の後は必ず5分程度の短い休憩を入れ、この休憩時間もタイマーで測ります。15分集中、5分休憩のメリハリをつけることで、学習のリズムが整います。
タイマーが鳴ってノルマを達成できたら、カレンダーにシールを貼るなどの工夫も有効です。自分は集中してやり遂げられたという自信が、次の学習意欲に繋がります。
流山市、柏市の小学生も、このタイマー術を取り入れることで勉強への集中力が大きく変わります。低学年は10分から、中学年は15分、高学年は20分から25分と、学年に応じて時間を調整しましょう。
初石駅前校では、授業の中に演習と解説のメリハリをつけ、お子様が飽きずに集中し続けられる環境を作っています。自宅学習がなかなか進まないという方も、ぜひこのタイマー術を試してみてください。
塾長より

