大学志望校選びの最終確認をする親子の画像

こんにちは、初石駅前校です。
 
高校3年生の皆さん、そして保護者の皆様にとって、共通テスト出願の時期は、いよいよ受験が本格化する緊張の瞬間です。出願は、単なる事務手続きではなく、これまでお子様が積み重ねてきた努力の「ゴール設定」を確定させる重要なステップです。
 
この時期に「出願ミス」や「志望校選びの後悔」を防ぐために、親子で確認すべき最終チェックリストをご紹介します。流山市、柏市周辺でも多くの受験生が共通テストに挑戦しており、出願時の確認不足によるトラブルを防ぐことが合格への第一歩です。
 

📖 目次

後悔しない志望校選びのための最終チェックリスト

出願前に必ず親子で確認すべき項目を、重要度順にまとめました。
 
□ 募集要項の最終確認
試験科目、配点、出願期間(締切時間まで)に間違いはありませんか? 特に共通テストの利用科目と、二次試験の科目が、お子様の得意・不得意と合致しているか確認を。
□ 受験科目の過不足チェック
共通テストでは、特定の科目(理科②や地歴公民)で、志望大学・学部の必須科目や選択パターンに抜けがないか、最後の最後まで確認が必要です。
□ 志望学科の再確認
興味本位ではなく、卒業後の進路や学べる内容を再確認しましょう。「偏差値」だけで選ぶと、入学後に学習意欲を失う原因になります。
□ 二次試験の配点比率の確認
共通テストの点数が芳しくなかった場合、二次試験の配点比率が高い大学・学部は逆転合格のチャンスが残ります。反対に共通テスト重視の大学も戦略的に利用しましょう。
□ 滑り止め(併願校)の確実性
私立の一般入試や共通テスト利用入試の併願校は、確実に合格できるレベル設定になっていますか? 「万が一」の心の保険が、本命校へのチャレンジを支えます。
□ 検定料の支払い方法と期限
クレジットカード、コンビニ払い、ATM払いなど、支払い方法によって期限が異なる場合があります。
□ 願書の写真と証明書の準備
写真のサイズ、背景色、撮影時期の規定を確認。調査書や卒業見込み証明書の発行には時間がかかるため、早めに準備を。
□ 出願書類のコピー保管
提出前に必ずコピーを取り、何を出願したか記録を残しましょう。後で確認が必要になることがあります。
 
6個以上チェックできれば出願準備は順調です。5個以下の場合は、今すぐ確認作業を始めましょう。

データで見る出願ミスの実態

文部科学省の調査や大学入試センターの報告によると、毎年一定数の受験生が出願時のミスによって不利益を被っています。
 

  • 科目選択ミスの発生率: 共通テストでは毎年約0.5%の受験生が、必要な科目を受験し忘れるか、不要な科目を受験してしまうミスを犯しています(大学入試センター発表データ)
  • 出願期間ギリギリのトラブル: 出願最終日に集中するアクセスにより、インターネット出願システムの動作が重くなり、時間内に手続きが完了しないケースが毎年報告されています
  • 併願校の選定ミス: 受験生の約30%が、出願後に「もっと現実的な併願校を選ぶべきだった」と後悔しているという調査結果があります(予備校調査)

 
これらのデータは、出願作業を「ただの事務手続き」と軽視せず、慎重に確認することの重要性を示しています。

保護者様へ: 出願直前の「心のサポート」

このチェックリストの作業は、お子様にとって大きなプレッシャーになります。ここで保護者様に担っていただきたいのは、「事務的な最終確認者」としての役割です。
 
お子様が調べた情報が正確か、冷静な目線で一緒に確認してあげてください。不安を煽るのではなく、「これだけ確認したから大丈夫」という安心感を与えることが、受験直前の最大のサポートとなります。

保護者がすべき3つの具体的サポート

1. 冷静な第三者の目線で確認

受験生本人は緊張と不安で視野が狭くなりがちです。保護者は感情的にならず、募集要項と出願内容を照らし合わせる「確認作業の相棒」になってください。

2. 物理的な環境を整える

静かな場所で出願作業ができるよう、時間を確保しましょう。また、インターネット環境やプリンターの動作確認も事前に行っておくと安心です。

3. 出願完了後は切り替えを促す

出願の完了は、本格的な二次試験対策への切り替えのサインです。「これで目標が決まったね。あとは全力で頑張ろう」と前向きな言葉をかけ、次のステージへの切り替えを促しましょう。

出願後のスケジュール管理

出願が完了したら、以下のスケジュールを意識して残りの期間を過ごしましょう。
 

  • 出願完了~共通テスト前日: 共通テスト対策に集中。過去問演習と苦手分野の最終確認を行う時期です。
  • 共通テスト当日: 自己採点を正確に行い、ボーダーラインと照らし合わせて出願戦略を最終調整します。
  • 共通テスト翌日~国公立二次出願: 自己採点結果をもとに、二次試験の出願校を最終決定。この期間が最も重要な戦略タイムです。
  • 国公立二次出願後~試験日: 二次試験に特化した対策に全力投球。記述問題や面接の練習を繰り返します。

よくあるご質問

Q. 出願後に志望校を変更できますか?
 
A. 共通テストの出願後は、基本的に志望校の変更はできません。ただし、共通テスト後の国公立二次試験の出願では、自己採点結果をもとに出願校を決定できます。慎重に判断しましょう。
 
Q. 共通テストの自己採点はどのように行うべきですか?
 
A. 試験当日、問題冊子に自分の解答をメモしておき、当日夜に発表される解答速報と照らし合わせて採点します。予備校の自己採点ツールを利用すると、正確な判定が得られます。
 
Q. 私立大学の共通テスト利用入試は、何校まで出願すべきですか?
 
A. 一般的には、安全校1~2校、実力相応校1~2校、チャレンジ校1校の計3~5校が目安です。ただし、検定料の負担も考慮し、無理のない範囲で決めましょう。
 
Q. 出願書類の不備があった場合、どうなりますか?
 
A. 大学から連絡があり、期限内に訂正できれば問題ありませんが、期限を過ぎると出願が無効になる可能性があります。提出前の確認を徹底しましょう。

この記事のポイント
• 出願は受験生の「ゴール設定」を確定させる重要なステップ
• 科目選択ミスは毎年約0.5%の受験生が経験
• 出願最終日のシステムトラブルに注意
• 保護者は「事務的な最終確認者」として冷静にサポート
• 出願完了後は二次試験対策への切り替えが重要
• 併願校は確実に合格できるレベル設定を

まとめ

出願作業は、これまでの努力を正しくゴールに繋げるための最終確認作業です。焦らず、慎重に、そして親子で協力して進めることが、後悔のない受験につながります。
 
万全の準備で、残りの期間を集中して学習できるようサポートしていきましょう。当塾でも、共通テスト対策から二次試験対策まで、一人ひとりに合わせた指導を行っています。流山市、柏市周辺で大学受験をお考えの方は、お気軽にご相談ください。
 

塾長より