
こんにちは、初石駅前校です。
令和7年10月9日、中央学院高等学校の塾対象入試説明会に参加してまいりました。今回の説明会では、令和8年度入試における6つの主要変更点や、土曜授業の廃止、特別進学コースの大幅なカリキュラム変更など、受験生にとって非常に重要な情報が発表されました。
本校は学校法人創立125周年を迎え、2年連続で定員の130%超の入学者を集めるなど、近年人気が急上昇している私立高校です。流山市、柏市からも通学しやすい我孫子市に位置し、建学の精神「3つのC(Chance, Challenge, Change)」のもと、生徒一人ひとりの成長を支える教育環境が整っています。
今回は、令和8年度入試の重要な変更点、新しい特別進学コースの詳細、土曜授業廃止後の新カリキュラムなど、保護者様が知っておくべき情報を徹底解説いたします。
📖 目次
- 令和8年度入試 6つの主要変更点
- 特別進学コース: 国公立型から私立型への大転換
- 新カリキュラム: 土曜授業廃止と総合探究活動
- 令和7年度入試結果と合格基準
- 令和8年度入試日程と詳細
- 学校の特色と部活動実績
- 今後のイベント情報
令和8年度入試 6つの主要変更点
変更点1: 入試人数の調整
令和6年度と令和7年度と2年連続で定員323名に対し430名超の入学者を受け入れた結果、県から指導が入りました。令和8年度は定員323名を厳守しつつ、適正な合格者数に調整する方針です。
これにより、従来よりも合格のハードルが若干上がる可能性があります。早めの対策と、確実な内申点の確保が重要です。
変更点2: 加点ポイント制度の重要な変更
🔴 最も重要な変更
前期B選抜(併願推薦)の加点ポイントが完全廃止されます。令和7年度は2ポイントまで付与されていましたが、令和8年度は加点ポイントが一切ありません。
継続する加点ポイント:
- 前期A選抜(単願): 最大2ポイント
- 特別進学選抜: 最大1ポイント
加点要件(7項目、各1ポイント):
- オープンスクール・学校説明会参加
- 同窓関係(卒業生・在校生の兄弟姉妹)
- 部活動(3年間継続、外部クラブ可)
- 生徒会・委員会役員(委員長・副委員長・部長・副部長)
- 英検・漢検・数検3級以上
- その他の特別活動実績
- ボランティア活動実績
変更点3: 前期B選抜の統合
令和7年度はB1選抜・B2選抜の2日間実施していましたが、令和8年度はB選抜として1日のみ実施されます。これにより、受験機会が1回減ることになります。
変更点4: 前期一般選抜(単願)の面接廃止
令和7年度は単願で面接を実施していましたが、令和8年度は単願の面接が廃止されます。併願は従来通り面接がありません。これにより、単願受験生の負担が軽減されます。
変更点5: 出願期間の明確化
ウェブ出願:
- 前期選抜: 12月17日〜1月8日 23:59まで
- 後期選抜: 1月21日〜2月8日 23:59まで
- データ保存: 12月1日から可能
書類提出(郵送必着):
- 前期選抜: 12月17日〜1月9日必着
- 後期選抜: 1月21日〜2月9日必着
変更点6: 志願要項の訂正
特別進学選抜の昼食持参が削除されました。理由は、面接廃止により午前中で試験が終了するためです。
特別進学コース: 国公立型から私立型への大転換
名称変更とカリキュラムの大幅変更
令和7年度まで「S特進コース」と呼ばれていたコースが、令和8年度から「特別進学コース」に名称変更され、カリキュラムも大幅に変更されます。
従来(国公立型): 6教科・7科・8科目対応で、国公立大学を視野に入れた幅広い学習
新カリキュラム(私立型): 3科型カリキュラム
- 文系: 英語・国語・地歴
- 理系: 英語・数学・理科
- 目標: 難関私立大学の現役合格
目標大学レベルと実績
- 早慶上智: 合格実績あり(年によって変動)
- GMARCH: 学年の1〜2割が合格(安定した実績)
- 日東駒専: コース在籍数相当が合格(確実な実績)
入学時と卒業時の驚異的な成長例
青山学院大学 経済学部合格:
- 入学時偏差値: 40前半
- 1年5月河合塾記述: 偏差値42.9
- 結果: 青学経済合格
法政大学 理工学部合格:
- 入学時偏差値: 40未満
- 1年5月河合塾記述: 偏差値40.0
- 結果: 法政理工合格
これらの実績は、入学時の偏差値が40前後でも、3年間の学習で難関私立大学に合格できることを証明しています。
特色あるプログラム
学習サポート(全て無料):
- 平日補習: 放課後実施
- 特別講習: 夏期・冬期・春期
- 河合塾サテライン講座: モバイル視聴可能(通常有料→学校負担)
夏期勉強合宿:
- 場所: 長野県志賀高原
- 期間: 2年生4泊5日、3年生6泊7日
- 内容: 1日6コマ(各100分)の補習、8:20〜22:30
- 環境: 冷房不要の涼しい環境で集中学習
探究活動:
- ロングホームルーム: 2単位(3年間で計8単位)
- 年内入試対応: 総合型選抜・学校推薦型選抜
- 体験学習: JAXA筑波研究センター見学等
- 特別講演: 卒業生・一流講師による講演会
新カリキュラム: 土曜授業廃止と総合探究活動
土曜授業の廃止
令和7年度まで週6日制(土曜授業あり)でしたが、令和8年度から週5日制(土曜授業なし)に変更されます。
単位数:
- 1年 特別進学・進学: 32単位
- 2年 特別進学: 31単位
- 2〜3年 進学: 30単位
- 1〜3年 スポーツ: 29単位
土曜日の活用:
- 部活動
- 学校行事
- 保護者会
- 特別講座
総合探究活動の充実
週5日制への移行により、総合探究活動を週2時間に設定し、非認知能力(見えない学力)の育成を強化します。
育成する力:
- 問題発見能力
- 柔軟な解決策の創出
- 主体的な学習姿勢
- 進路獲得につながる実践力
令和7年度入試結果と合格基準
入学者数: 定員比135%
定員323名に対し437名が入学し、2年連続で定員の130%超となりました。現在の全校生徒数は1,176名です。
令和7年度入試概要
- 志願者: 1,470名
- 受験者: 1,455名
- 合格者: 1,362名
- 不合格者: 94名
不合格者の内訳
- 前期B1併願推薦: 1名(20点未満の科目が複数あった場合)
- 前期一般(併願): 74名(118名受験中44名合格)
- 後期選抜: 19名
推薦入試では、20点未満の科目が複数ある場合を除き、ほぼ全員が合格しています。一般入試は競争率が高くなるため、推薦入試での受験がおすすめです。
令和8年度入試日程と詳細
前期A選抜(単願推薦)
- 試験日: 1月16日(金)
- 基準: 5教科17以上(加点後15以上)
- 試験: 基礎学力テスト60分(国数英) + 面接
- 入学手続: 1月31日まで
前期B選抜(併願推薦) 🔴重要
- 試験日: 1月17日(土)
- 基準: 5教科18以上(加点ポイントなし)
- 試験: 3科目各50分、高得点2科目判定
- 入学手続: 公立高校合格発表日を含む3日以内(令和8年度は3月6日まで)
前期一般選抜
- 試験日: 1月19日(月)
- 基準: なし
- 試験: 単願・併願とも3科目各50分、3科目判定
- 面接: 単願のみ廃止(併願は従来通りなし)
後期選抜
- 試験日: 2月16日(月)
- 基準: なし
- 試験: 3科目各50分、3科目判定
特別進学選抜
- 試験日: 1月18日(日)
- 単願基準: 5教科19以上(加点後18以上)
- 併願基準: 5教科20以上(加点後19以上)
- 加点: 最大1ポイント
- 試験: 3科目各50分、3科目判定
偏差値による相談受付
推薦書不要の選抜では、Sもぎ・Vもぎの偏差値も参考にします。
- 特別進学選抜: Sもぎ・Vもぎ偏差値53以上
- 後期選抜: Sもぎ・Vもぎ偏差値50前後
柏市、流山市の中学生も、内申が少し足りない場合は模試の偏差値を活用することで合格のチャンスがあります。
学校の特色と部活動実績
建学の精神: 3つのC
- Chance(チャンス): 様々な機会を提供
- Challenge(チャレンジ): 挑戦を推奨
- Change(チェンジ): 大きな成長を実現
武道必修
- 男子: 剣道 3年間週1時間必修
- 女子: 弓道 3年間週1時間必修
創立時から継続している武道必修により、礼儀・感謝・思いやりの人間力を育成しています。
令和7年度の主な部活動実績
- 体操部: インターハイ出場、個人2年連続日本一(菊池柚子さん)
- 野球部: 秋季県大会準優勝、関東大会出場
- 剣道部: 関東大会出場
- バレー部: ビーチバレー国民大会出場
- サッカー部: 県上位常連
- 陸上部: 関東大会常連
部活動加入率は80%超(令和7年度1年生)で、多くの生徒が部活動に励んでいます。
進路実績
- 大学・短大希望者現役進学率: 94.8%
- 大学・短大進学率: 84.1%
中央学院大学(付属校)への進学だけでなく、各種私立大学への進学実績も豊富です。
今後のイベント情報
入試説明会: 全8回開催
令和7年10月〜11月にかけて、全8回の入試説明会が開催されます。予約制で、ホームページから申込可能です。
特色:
- 部活動見学可能: 日程別に見学可能部活をHP掲載
- 演技披露: 書道部・チアリーディング部・吹奏楽部
学校見学会の人気ぶり
8月23〜24日開催の学校見学会では、午前・午後各回500名限定×4回で実施しましたが、申込者が1,930名に達し、即日満員となりました。
流山市、柏市からもアクセスしやすい立地ですので、ぜひ実際に学校を訪れて、本校の教育環境を体感してください。
📌 この記事のポイント
令和8年度入試の最重要変更点です。
□ 特別進学コースが国公立型から私立型に大転換
3科型カリキュラムで難関私立大学を目指します。
□ 土曜授業廃止で週5日制へ移行
総合探究活動を充実させ、非認知能力を育成します。
□ 推薦単願5教科内申17以上(加点後15以上)
学校説明会参加で加点ポイントが得られます。
□ 入学時偏差値40前後から青学・法政に合格実績
3年間の学習で驚異的な成長を実現しています。
□ 2年連続定員130%超、人気急上昇中
令和8年度は適正な合格者数に調整予定です。
まとめ
中央学院高等学校は、建学の精神「3つのC(Chance, Challenge, Change)」のもと、生徒一人ひとりの成長を支える教育環境を提供しています。
令和8年度入試では、前期B選抜(併願推薦)の加点ポイント廃止、特別進学コースの国公立型から私立型への大転換、土曜授業廃止など、大きな変更が予定されています。特に、併願推薦を検討している受験生は、加点ポイントがなくなるため、内申点の確保がより重要になります。
特別進学コースでは、入学時偏差値40前後から青山学院大学や法政大学に合格する実績があり、3年間の学習で驚異的な成長を実現しています。無料の河合塾サテライン講座や夏期勉強合宿など、手厚いサポート体制が整っています。
2年連続で定員の130%超の入学者を集めるなど、近年人気が急上昇しており、令和8年度は適正な合格者数に調整される予定です。早めの対策と、学校説明会への参加(加点ポイント対象)をおすすめします。
流山市、柏市からも通学しやすい我孫子市に位置し、武道必修や部活動、地域ボランティアなど、多彩な教育活動を展開しています。ぜひ、今後の入試説明会に参加し、実際に学校の雰囲気を体験してみてください。
当塾でも、中央学院高等学校の受験対策を行っています。入試情報や対策方法について、お気軽にご相談ください。
塾長より

