付箋紙を用いて、効率良く勉強をする男子中学生の画像

こんにちは、初石駅前校です。
 
2学期の期末テストは、高校入試の合否に大きく影響する内申点を決める上で、最も重要なテストの一つです。特に、主要5科目(国・数・英・理・社)に加え、実技4科目(音・美・保体・技家)を含めた「9科目」の成績が評価の対象となります。
 
限られた時間で内申点を効率良く上げるには、すべての科目を均等に対策するのではなく、「短期間で得点に繋がりやすい科目」に戦略的に時間を使うことが鍵です。流山市、柏市の中学生でも、この戦略で内申点を大幅にアップさせた事例が多くあります。今回は、絶対に押さえておくべき科目の対策法と、テスト直前術をご紹介します。
 

📖 目次

テスト直前対策チェックリスト

テスト直前期に、確実に押さえておくべき対策ができているか確認しましょう。
 
□ 実技4科目の教科書・プリントの太字部分を復習している
実技科目は短期間で得点アップしやすい黄金の科目です。
□ 英語の教科書本文を音読し、暗記している
教科書本文からの出題が非常に多いため、完全暗記が効果的です。
□ 理科・社会の間違えた問題だけを抜き出して復習している
一問一答形式で高速チェックすることで、知識の漏れをなくします。
□ 提出物(ワークやレポート)を完成させている
提出物の評価も内申点に影響します。期限厳守で提出しましょう。
□ 授業中に先生が強調した内容をノートで確認している
「ここはテストに出る」という先生の発言は最重要ヒントです。
□ 図・グラフ・実験結果の読み取り問題を確認している
理科・社会では、資料問題が頻出します。見落とさないようにしましょう。
□ 睡眠時間を6〜7時間確保している
徹夜は逆効果。記憶を定着させるために睡眠は必須です。
 
5個以上チェックできれば、効率的な直前対策ができています。3個以下の場合は、今すぐ対策を始めましょう。

科目別優先度ランキング:どこに時間をかけるべきか

テスト直前期に、どの科目に時間をかけるべきか、優先度順にご紹介します。
 

第1位:実技4科目(音楽・美術・保体・技術家庭)

理由: 学習範囲が狭く、教科書とプリントの暗記だけで高得点が狙えます。主要科目と同じ評価比重なのに、対策時間が短くて済むため、最もコストパフォーマンスが高い科目です。
 
直前対策: 教科書の太字・赤字部分、授業プリントの重要箇所を集中的に暗記しましょう。提出作品やレポートの評価基準も確認し、丁寧に仕上げることが重要です。実技科目で5を取れれば、内申点は大幅にアップします。
 

第2位:英語

理由: 教科書本文からの出題が非常に多く、暗記すれば確実に得点できる部分が多いためです。文法問題も、教科書の例文を完璧にすれば対応できます。
 
直前対策: テスト範囲の教科書本文を音読し、完全に暗記しましょう。特に、先生が授業中に「重要だ」と強調した文法事項や表現をピンポイントで確認することが効率的です。リスニング問題がある場合は、音声教材も活用しましょう。
 

第3位:理科・社会

理由: 暗記量が勝負となる科目で、直前期に知識の漏れをなくすことで得点アップが期待できます。特に、図やグラフ、実験結果の読み取り問題は、パターンを押さえれば確実に得点できます。
 
直前対策: 授業ノートや問題集の「間違えた問題」だけを抜き出し、一問一答形式で高速でチェックする時間を作りましょう。また、図やグラフ、実験結果の読み取り問題も必ず確認してください。柏市、流山市の中学校でも、この方法で理科・社会の点数が20点以上アップした生徒が続出しています。
 

第4位:数学

理由: 積み重ねが必要な科目で、直前期の詰め込みでは効果が出にくいです。ただし、計算問題や公式の確認は短時間で対応可能です。
 
直前対策: 基本的な計算問題と公式の確認に時間を使い、応用問題は捨てる勇気も必要です。確実に解ける問題を増やすことを優先しましょう。
 

第5位:国語

理由: 読解力が求められるため、短期間での点数アップが最も難しい科目です。ただし、漢字や文法、古文・漢文の暗記部分は確実に得点できます。
 
直前対策: 漢字の書き取り、文法問題、古文・漢文の重要単語と現代語訳を集中的に暗記しましょう。読解問題は、授業で扱った文章の要点を復習する程度にとどめます。

データで見る実技科目と内申点の関係

実技科目が内申点に与える影響について、データをご紹介します。
 

  • 実技科目の評価比重: 多くの都道府県の高校入試では、実技4科目の評価比重が主要5科目と同じか、2倍になるケースもあります。例えば、東京都の場合、実技科目は内申点が2倍で計算されるため、実技科目1つで主要科目2つ分の影響力があります
  • 実技科目での得点アップ効果: 実技科目で評定を1上げることは、主要科目で評定を1〜2上げることと同等の効果があり、合格ラインギリギリの受験生にとって、実技科目の対策が合否を分ける決定的な要因となります(文部科学省調査)
  • 対策時間と得点の関係: 実技科目は、主要科目の半分以下の対策時間で、同等以上の得点アップが見込めることが明らかになっています。特に、テスト範囲が狭い期末テストでは、この傾向が顕著です(ベネッセ教育総合研究所)
  • 提出物の重要性: 実技科目では、テストの点数だけでなく、作品やレポートなどの提出物が評価の30〜40%を占めるため、丁寧に仕上げることが内申点アップの鍵となります(全国学習塾協会調査)

 
これらのデータは、実技科目への戦略的な時間配分が、内申点アップの最短ルートであることを示しています。

残り3日間の時間配分シミュレーション

テスト3日前からの、効率的な時間配分例をご紹介します。
 

3日前(テスト初日の3日前)

午前(3時間): 実技4科目の教科書・プリント総復習(各科目45分)
 
午後(3時間): 英語の教科書本文暗記+音読(2時間)、理科・社会の間違えた問題チェック(1時間)
 
夜(2時間): 提出物の最終確認と仕上げ、翌日の復習計画の作成
 

2日前(テスト初日の2日前)

午前(3時間): 理科・社会の一問一答形式で総復習(各科目1.5時間)
 
午後(3時間): 英語の文法問題演習(1.5時間)、実技科目の苦手分野の追加復習(1.5時間)
 
夜(2時間): 数学の計算問題と公式確認、国語の漢字・文法暗記
 

1日前(テスト初日の前日)

午前(2時間): 全科目の重要ポイント最終確認(各科目15分)
 
午後(2時間): 初日テスト科目の集中復習(実技科目+主要科目1〜2科目)
 
夜(1時間): 翌日のテスト科目の要点ノートを見直し、早めに就寝(睡眠7時間確保)
 
ポイント: すべての科目を均等に対策するのではなく、実技科目と暗記科目に時間を集中させることで、短期間で内申点を効率的に上げることができます。

📌 この記事のポイント

□ 実技4科目は短期間で得点アップしやすい黄金の科目
教科書とプリントの太字部分を集中暗記しましょう。
□ 英語は教科書本文の完全暗記が最優先
音読して覚えることで、リスニングにも対応できます。
□ 理科・社会は間違えた問題だけを一問一答で復習
知識の漏れをなくすことが得点アップの鍵です。
□ 提出物の評価も内申点に影響
期限厳守で、丁寧に仕上げることが重要です。

まとめ

テスト直前期は、すべての科目を均等に対策するのではなく、「短期間で得点に繋がりやすい科目」に戦略的に時間を使うことが、内申点アップの最短ルートです。
 
実技4科目への集中対策、英語の教科書本文暗記、理科・社会の一問一答形式での総復習、この3つの戦略を実践することで、限られた時間でも内申点を効率的に上げることができます。流山市、柏市の中学生も、この方法で志望校合格を勝ち取っています。
 
当塾でも、効率的なテスト対策と内申点アップのサポートを行っています。定期テスト対策でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
 

塾長より